3/25 | 3・19 ミュージックの日コンサー卜- 春のユニオン街角コンサ一卜 -
日 時:3月25日(月)15: 00~16:30 会 場:広島駅南口地下広場 出演者:上田愛彦(Ob)、石原圭一郎(Gt)、 宮中裕子(F1) バイオリン演奏、金管五重奏(広島交響楽団メンバーによる)他 問い合わせ:音楽ユニオン中四国地方本部 Tel 082-262-2070 |
3月25日は、前日とは打って変わって冷たい風が吹く寒い一日だった。今年の3・19ミュージックの日コンサートは、道行く人々に足を止めて生演奏を聴いてもらいたいという思いから、数年ぶりに会場を広島駅地下広場に移した。
駅の地下は風が吹き抜け、じっと立っていると寒さが余計に感じられる。しかしそんな中、百人以上の人々が、用意した椅子に座って演奏を聴いてくださった。
1.トランペット二重奏の松崎祐一さん、小岩実由さん、ピアノ伴奏の松崎由起さん
2.オーボエの上田愛彦さんとピアノ伴奏の河越香織さん
3.フルート二重奏の宮中裕子さん、天川真理さん、ピアノ伴奏の大知文子さん
4.ヴァイオリンの津田芳樹さん、シンセサイザーの津田典子さん
この四組の演奏で15時から16時30分という昼間の短い時間であったが、広島駅前という場所柄、集客数は多い。
オーボエの音に吸い寄せられるかのように、30歳くらいの男性が近寄ってくる。チラシを渡そうとするが、それにも気づかないくらい演奏者を見つめて聴き入っている。もしかしたら、この人は昔オーボエを吹いていたのかもしれない。いや、今も吹いているかも…。オーボエでなくても、なにか楽器をやっている人に違いない。私の想像が膨らむ。やはり音楽は、人を引きつける魅力があるのだと確信する。しかし中には、携帯電話から一度も目を離さずに通り過ぎていく人もいる。当たり前のことではあるが、人間の感性は人それぞれだなと思う。
500枚のチラシを配り終えて、コンサートは無事終了した。この日、嬉しかったことの一つ。ここ数年間は、地本事務所があるロードビル内のホールで夜間にコンサートを行なってきた。今回は場所を変えて、時間も昼間になったにもかかわらず、今まで聴いてくださっていた他労組の職員の方々が来てくださっていたことだ。毎年、楽しみにしてくださっていると思うと、来年はどのような企画がいいかしらと思いを巡らせる。